夢占い
2001年2月19日むかしむかし、友達の付き合いで
「占いの館」に行った。
「同じ夢を何回も見るから、夢占いがしたいの。
お願い、付き合って!」
と、その友達は言った。
行きたくねぇ〜〜〜〜っ!
と思ったが、
真剣に悩んでいる様子なので、
晩ご飯をおごってくれるというので、
デザートもパンケーキというので、
しぶしぶ付き合うことにした。
大阪のおばちゃん風占い師を前に
ゆっくりと話し出す友達。
「えーっと…ほぼ毎回同じ夢なんですが…
どこかの荒れた海が舞台で…
わたしが砂浜を歩いていると・・・
波の合間から何人も…その…
ふんどし姿の男性が…
次から次へとあらわれて・・・
そして手には注射器を持っていて・・・
全員で私を追いかけてくるんです・・・
私は怖くて、逃げて逃げて……・」
そこまで聞いた占い師は、
「あ、もう結構ですよ。」
と、友達の言葉をさえぎり、
「あなたは欲求不満です」
と言った。
大爆笑。
いや、聞いていてそうかなとは思ったけど、
いざ占い師が言うと迫力が…
お腹は痛いわ涙は出るわ、
死ぬかと思った。
ひとしきり笑わせてもらったあと、
友達が真っ赤な顔にひきつった笑いで
「えりつぃんもやりなよぉ〜〜〜」
と、言った。
すごくやりたかったけど、
「ヤったほうがいいのはあんただよっ!」
と、言ってやった。
うつむいた占い師の肩がふるえていたのが印象的だった。
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